3月12日(火)の新聞記事に「太陽光偏重を見直し」という記事が載っていました。
記事によれば、太陽光以外の再生可能エネルギーは買取価格を据え置くも、太陽光は突出拡大しているため、2013年は約1割値下げの買取価格案を決めた、とあります。具体案としては、住宅用で38円/kwh、非住宅で37.8円/kwh。3月中に意見を公募した上で決定するそうです。
昨年7月開始でやはり1年もたなかったですね。
普及を図るために、一般家庭でも設置しやすいように割高な優遇価格を設定していたことは確かです。この優遇策が支えとなり太陽光発電が爆発的にふえたそうです。
「12年度は4~12月に原発約5基分に匹敵する512万キロワットの設備が政府に認定を受けた。再生可能エネの設備のうち認定を受けた9割以上が太陽光を占めている。」
身近ではあまりそのような実感がないものですが、確かに新築住宅には必ずと言っていいほど設備してますからね。
この優遇価格のため、パネル価格が下がり普及に弾みがついたのも事実です。
反面、影響としては、設備が集中した地域でのインフラ不足(電線の容量とか変電所とか・・・)が挙げられていました。
もともと、土地がたくさんあって太陽光発電に適した地域には大電力を使う産業は無く、電力を移送する施設も無いから発電所はできても送電できないということのようです。特に北海道などがそうみたいです。
あと、「太陽光促進賦課金」「再エネ発電促進賦課金」が増額になるようで、導入している、いないに関わらず電気料金の増額は不公平感も拭えません。
全国的に見れば静岡県は日照に恵まれているので本当はもっと普及しても良さそうな気もするのですが。浜松市などは日照量が全国で3番目とかなんとか言ってましたよね。
感覚的には37~8円/kwhならまだ事業的には成り立つような気がします。14年になれば普及に伴ってまた下がっていくのでしょうか。